雨に降られたら新聞を買おう

Extra Newspaper: Umbrella

先日、駅から家に帰るまでに突然の雨に降られ、びしょ濡れになってしまいました。

そんな時にこの新聞があれば、濡れずに帰れたかもしれません。



南米の国家、エクアドルは雨季と乾期があり、雨季になると毎日のように雨が降ってしまうそうです。

そこに目をつけたのはエクアドルの大衆紙として有名なEXTRA。雨季の時期に限り発行する新聞に防水加工を施し、新聞としてだけではなく傘としても使えるようにして売り出しました。

「毎日雨が降るなら傘持ってけばいいじゃん」とは思いますが、だからこそ忘れてしまった時にまた傘を買うのは悔しいもの。ちょっと雨をよけられて、ついでに新聞を読めるならお得なんじゃないでしょうか。



売り上げの落ち込んでいたEXTRAは、この施策のおかげで前年と比べて12%もの売り上げアップに繋がったそうです。さらには新規広告主が21社も増え、広告収入も16%アップと効果は絶大。

日本でも梅雨時は面倒な天気が続きますが、だからこそ多くの人が潜在的に解決策を求めているのかもしれません。

雨に降られて(それ以外でも)困った時に、どんなものがあったらうれしいか。どうしたら問題が解決するのか。

そういった視点から考えてみれば面白いアイデアが浮かびそうです。

参考サイト:Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/dm/extra_newspaper_umbrella