タワー・オブ・テラーの庭園は危険がいっぱい
ディズニー・ウォーク2014開催!
開園前のディズニーシーを散策できる特別プログラム「ディズニー・ウォーク」が2年ぶりに開催されました。アトラクションには乗れないのですが、開園前のパーク内をゆったりと見て回れる気持ちいいプログラムです。
また「センター・オブ・ジ・アース」と「タワー・オブ・テラー」についてはアトラクションの内部(スタンバイ列部分のみ)にも入ることができ、普段は素通りしてしまう装飾類などもじっくり見られるのも特徴的です。

写真は2012年に参加した時のもの。天気も良かった!
インドの庭園と瞑想の庭園
ディズニーシーには「インドの庭園」と「瞑想の庭園」と呼ばれるスポットがあるのをご存知でしょうか。ディズニーシーのスポットというより、正確にはタワー・オブ・テラー内のスポットの一部です。
タワー・オブ・テラー混雑時に行列が長くなると解放される、ホテルハイタワーの敷地内にある庭園のようなエリア。この庭園の内部はさらに2つに分かれており、それぞれ「インドの庭園」と「瞑想の庭園」と名付けられています。
混雑時にしか解放されない上、解放されても大勢の人に埋め尽くされているので普段はなかなか見れないのですが、ディズニー・ウォークではそんなレアなスポットもじっくり見ることができました。

インド風の像やスフィンクスなど怪しげな像がたくさん。
"危険すぎる"庭園
この庭園をじっくり見ていて気づいたのですが、庭園内に植えられた植物は危険なものばかりだったようです。

Syringa Foetida
Do Not Inhale
Do Not Stand Within 10 feet of Plant
吸引しないこと
植物の10フィート以内に立たないこと
Syringaとはバイカウツギ(アジサイ科の一種)。Foetidaとはおそらくロサ・フェティダ(Rosa foetida)というバラ科の植物をベースにしているのではないでしょうか。
ロサ・フェティダは腐敗臭のある花を咲かせるそうで、語源となった「foetidus」はラテン語で「悪臭のある」という意味だそうです。
「吸引しないこと」という注意書きにピッタリな花です。

"Amazonian Garrote"
Strangulate Amazonis
Choking Hazard
Do Not Approach
窒息の危険性あり
近づくな
「Amazonian Garrote」は直訳すると「アマゾンの絞殺」
「Strangulate Amazonis」はエスペラント語で「アマゾン地方を窒息させる」
呼吸器系にダメージのある毒ガスでも出すんでしょうか。

"Fire Blossom"
Flagrate Americanus
I Alone Survived The Expedition
To Bring This Priceless Specimen
To My Garden
Harrison Hightower
私は一人で遠征を生き延びた
このかけがえのない標本を私の庭に運ぶために
ハリソン・ハイタワー
「Fire Blossom」は直訳すると「火の花」
「Flagrare Americanus」はラテン語で「アメリカ人を燃やす」
燃えるような高温を出す花、ですかね。

My Gardeners
Toil Day And Night
To Lay This Precious Gift
At Your Feet
An Incomparable Assemblage Of
Nature's Most Delicate Treasures.
私の庭師はあなたの足元に貴重な贈り物を築くため、昼夜問わず働いた
自然界で最も繊細で比類のない宝物
庭師さん、超がんばったみたいです。

Do Not Touch
Contact With Bloom
Will Induce Madness
手を触れるな
花との接触は狂気を誘発するだろう
触ったら大変なことになっちゃうようです。
これらは演出の一部なので、当然ですが本当に危険なわけではありません。
最初は「花壇に入らないでください」みたいなただの注意書きだと思ったのですが、実は世界観を作り出すための小道具だったりするので見逃せません。
タワー・オブ・テラーには他にもいろいろな設定があるそうなので、機会があればまたご紹介いたします。
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