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物体の中身が透けて見える(ように見せる)技術

inSide

MIT Media Labの研究紹介、第5弾はまた2014年発表の作品に戻って「inSide

プロジェクションマッピングとジェスチャーコントロールを組み合わせた、TUI(Tangible Use Interfaces)です。



設置された立方体には、手前側に影のような少し暗い映像が照射されています。立方体を動かしても、影の部分は追従するように映し出されます。

そして立方体の角の部分からスワイプするように手を動かして行くと、まるで立方体の中身(=inSide)が透けて見えるかのように、照射されている映像が切り替わっていきます。

物体の内部構造を直感的なインプット直感的なアウトプットによって理解することができる技術です。

その他にも立方体を押し続けると透明になったり、網状になった表面がへこんでいったり、といったインタラクションを体験できるようです。

mit_inside_01.png

指の動きは立方体の奥にあるデバイスで認識している模様。Leap Motionを使えば再現することはできそうです。

少し直感的ではなくなってしまうかもしれませんが、巨大な建造物へのプロジェクションマッピングに対してこの技術を導入して、Kinectなど体全体を認識するセンサーを使って操作してみるのも楽しそうです。

参考サイト:MIT Media Lab -Tangible Media Group-
http://tangible.media.mit.edu/project/inside/

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