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1998年から存在していた触覚共有デバイス

inTouch

MIT Media Labの研究紹介、第4弾はぐっと遡って1998年発表の「inTouch

3つ並んだローラーを手で転がすように動かすと、遠隔地にある別のローラーに動きをそのまま伝えられるという触覚共有デバイスです。



回転を伝えるだけというシンプルな機能ではありますが、シンプルだからこそ回転の伝わり方がすごくリアル

実際に触らせてもらったところ、遠隔地(といってもすぐ隣でしたが)にいる人の手の感触、そしてその人の存在をそのまま味わえるような、アナログならでは感覚を得ることができました。

1998年の作品なのに、今体験しても十分新しさを感じられるデバイスです。

mit_intouch_01.png

デバイス同士を直接つなぐもの、PCを一台はさむもの、PC2台をネットワークで繋げるもの、といったいろいろなバリエーションがある模様。

動画内30秒あたりの、接続部分を布で隠して2台を1台のように見せている演出が好きだったりします。

Tangible Media Groupは他にも様々な研究成果を発表していますが、後のinFormTransformへと繋がるキーポイントとなる研究のひとつだったのではないかと思いました。

参考サイト:MIT Media Lab -Tangible Media Group-
http://tangible.media.mit.edu/project/intouch/

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