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Twitterで振り返るCES2020【3日目/取りこぼし回収編】


Twitterで振り返るCES2020【1日目/Sands Expo編】

Twitterで振り返るCES2020【2日目/LVCC編】

から続く、CES2020 3日目。

会期的には4日目までありますが、4日目はロサンゼルスへの移動日にあてているので、この日が実質最終日。

これまでの2日間はお目当のブースはあるものの、自由気ままに回っていましたが、この日は時間が決められた2つの予定が入っていました。

ひとつは、2日目に予約したデルタ航空のParallel Realityの体験。これが10:50から。

そしてもうひとつは、NEONブースで13:00から開催されるせきぐちあいみさん(@sekiguchiaimi)のライブパフォーマンスを見ること。

というわけでこの2つの予定を軸として、まだ見れていないブースのチェックをすることにしました。


まずは朝一のGoogleブースへ!
混み出すと数時間待ちになってしまうそうなので、開場1時間前、8:00にブースに到着。なんと一番乗り、先頭での待機となりました。撮影した写真もちょうど8:00だ!



昨年はライドに乗ってGoogleアシスタントのある生活を見ていく、という遊園地のアトラクションそのものな作りでしたが、今年はウォークスルータイプの体験ブースに変更。リアルGoogleアシスタントさんと一緒に各部屋をまわり、そこで指示されるGoogleアシスタントへの命令を参加者が実際に口にして、そのリアクションを見ていく、というもの。面白かったけど去年が派手すぎたから、今年は少しおとなしめな印象?



ここだけモーターショー!といってもおかしくないモビリティエリアのNorth Hall。今年はトヨタの未来都市宣言が話題になりましたね。永住とまではいかなくても、期間限定でもいいからこの都市の住民になってみたい。



Intel系列のMobileyeブース。ちょうどプレゼンが始まりそうだったんで、なんとなく見てみました。2人組で行われるまるでショーのようなプレゼンと合わせて、中央のネオンでできたフレームカーと背景&床面の映像が動き出す、思いのほか派手なプレゼンとなっていました。




そして10:50、デルタ航空のParallel Realityへ。これは想像以上にすごかった。事前に参加者ごとに名前、行き先、言語を登録しておき、それを入り口でスキャンすると、その人に最適なメッセージだけが見えるというもの。
動画は少しわかりにくいですが、通常時は「フランス語でパリ行きのTETSUYA」向けのメッセージが表示されており、(無理やり)別の人の視点に切り替えると「中国語でメキシコ行きのERI」というメッセージが見えるようになります。



順番が前後してしまいますが、こちらは最初に見たデモ。立ち位置によって表示が切り替わっているのがわかりますか。このディスプレイは12方向分の表示変更をできるそうです。これを応用して、前述の「人によって見える映像を切り替える」という仕組みを実現しているようです。



これが12方向から見える表示の違いです。



デルタ航空のデモが終わった後、少し時間があまったので無料で入れるピッチイベント「Young Innovators to Watch Awards」をのぞいたみた。こちらは描いた絵がそのままゲームとして動きだすDoodleMagicのプレゼン。
プログラミング的な思考を、絵を描く際の色の違いだけでできるというエデュケーションツールです。全身タイツな人をゲームにする、というデモも面白かった。



全10プロダクトが参加したこのピッチイベント、勝者は観客が決める!ということで、歓声の大きさを測るシステムが使われてました。手作り感溢れるツールがいい感じ。観客が決める、というのは公平感があるなーと思いましたが、当然のことながら各チームの応援者が観客席にいるため、純粋にピッチ内容を見て決めるというよりは、応援者の声の大きさになりがちかなーという状況ではありました。



そしてせきぐちあいみさんのパフォーマンスを見るためNEONブースへ。30分前についたのに、もうだいぶ人が集まっていました。



パフォーマンスの時間は約5分。その短い時間でひとつの作品を描ききるだけでなく、VRならではの奥行きを生かした見せ方まで意識しているのが素晴らしい。平面ディスプレイ越しではなく、同じVR空間で描いている様子を見てみたい。VRではなくHoloLens的なデバイスで現実空間で見るのもありかな。



こちらも現地で話題になっていた見えないキーボード。Samsungブースではなく、Eureka Park内のSamsungが支援するスタートアップ企業エリア(Samsung C-Lab)にありました。機械学習で指の動きを覚えさせているので、人間の熟練というよりは機械側の学習の期間が必要になるようです。



本文にも書いてありますが、こういうマニアックながらもニッチな需要がありそうなツールはわりと好きです。静止画でしか残していませんが、メジャー部分が上下にシャカシャカ動く展示もよかった。よく見たらディープラーニングで釣り上げた魚の種類も推測してくれるっぽいですね。



この後Eureka Park全域を歩いて、おそらく全ブースをチェックしたのですが、やはり量が多すぎてTwitterにあげていないのもたくさん!カメラロールの中から一部抜粋してご紹介します。


ces_face.jpeg
顔のスキャンに特化した3Dスキャナー。ちょっと仰々しすぎる感もありますが、一瞬でスキャンが完了するのは便利そう。


ces_potato.jpeg
おそらくEureka Parkの中で、もしかしたらCES 2020全体の中でも一番ぶっとんでいたブース。ポテトにアンテナのようなデバイスをさすだけで、ポテトとのコミュニケーションが取れるというもの。最初はジョークかと思ったけど、いたって真面目なプロダクトの模様。


ces_wash.jpeg
ハンディタイプの食器洗い機。使いやすいかどうかはともかくとして、意外とこういうのなかった気がします。手作りな「DO NOT TOUCH」のパネルがスタートアップ感があってよき。



マーカーペンで文字をマーキングすると、その文字をデジタルデータとして取り込めるデバイス。ペンの先にOCR用のカメラがついてるっぽいですね。


ces_bio.jpeg
Hardware Clubブースで見つけた家庭内で気軽にバイオな実験ができるという「Desktop Biolab」。温める、冷やす、一定の湿度を保つ、攪拌する、遠心力分離機、といった実験がこれ1台で簡単にできちゃうようです。DNAの検査もできるんだとか。


ces_b8ta.jpeg
こちらはEureka Parkではありませんが、帰り際にSands Expoで見かけたb8taブースにあったタイプライター風のキーボード。b8taは最新ハードウェア、特にスタートアップ企業が開発したIoT機器の体験&販売をしている実店舗で、ラスベガスにもThe Forum Shoppes内で一店舗見かけました。


ces_toto.jpeg
こちらもEureka Parkではありませんが、そういえば話題になってたな、ということで寄ってみたTOTOブース。アプリから呼び出すことができる移動式トイレです。扉部分はスマートロックになっていて、呼び出した人だけが入ることができます。





以上、3日間かけて回ったCES2020の記録でした。

今回はとりあえず見てきたものをご紹介という形のみでCES全体に関するまとめなどはしていませんが、そのあたりを含めて報告会的なのをできるといいなぁ。

ご質問などあればなんなりと!


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