車の運転が楽しくなるシンプルな方法

The Musical City

日本の自動車メーカーTOYOTAはヤリスハイブリッド(日本ではヴィッツ)のCM撮影のため、少し変わったオーディションを開催しました。

そのオーディションとは、車を運転しながら歌を歌うというもの。

そしてそのオーディションのため、観光地としても有名なチェコの首都・プラハにある歴史的な案内板を差し替えるという大胆な改造を行いました。



案内板の代わりに差し替えられたのは、誰でも一度は聴いたことのあるような世界的に有名な楽曲の曲名パネル。

街中の至る所にある案内板が曲名パネルに差し替わっており、オーディション中の車がその曲名パネルの近くを通ると、社内に流れている曲がその曲名パネルに合わせて切り替わります。

街全体を1つのプレイリストとして、その街中をドライブするだけで様々な曲を聴くことができる、という仕組みを作り出しました。

オーディションということもあり、ドライバーは次々と切り替わる曲に合わせてノリノリで歌っています。そして完成したのは、その運転中に歌っている様子をつなぎ合わせたひとつのCM。

つまりオーディションのつもりで歌っているその姿が、実は本番として使用される映像のものだったのです。



車内に流れる曲の切り替えはGPSで行っているようで、仕組み自体はシンプル。

プラハは歴史的な街ということもあり、その景観の中を運転しているだけで楽しい気分になれそうです。そしてその楽しい気持ちを「歌を歌う」という行為を通してさらに楽しくさせるというキャンペーンでした。

参考サイト:Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/online/toyota_yaris_hybrid_the_musical_city